幼なじみじゃイヤなんだ。
席について私を見上げる流瑠。





「おはよう、桜」


「う、うん。おはよう」





真っ直ぐ見つめられて目線が泳ぐ。


そんなに見つめないでよ。

何か話せばいいんだけれど言葉が出て来ない。





朝のSHRを知らすチャイムが鳴る───




それを聞いた早苗がマサくんと雪見さんに「席に戻ろう」と言って。


私は流瑠になにも話せないまま、背を向け席に座った。










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