幼なじみじゃイヤなんだ。



梅雨だと言うのに、晴れ渡った今日の空はとても眩しくて気持ち良かった。





吹き抜ける風がとてもとても気持ちいい。





流瑠と私は少し日陰になる場所に並んで腰かけた。




今まで握られていた手首が熱い。




何も喋らなくても心地のいい空気が2人の間を流れる。


この空気に包まれたまま、寝てしまいたい。


そして、心に宿るモヤモヤ全部、溶けてしまえばいいのに。






本鈴のチャイムが鳴った。





「本当にサボっちゃったね」


「だな」


「あれ?おでこ赤くなってる」


「えっ!?」





流瑠の顔が赤くなって、慌てて額を押さえる。





「どうしたの?それ?」





今朝のマサくんの話しを思い出す。


理由を知ってるけど、いつものイジワルの仕返しで聞いてみた。





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