幼なじみじゃイヤなんだ。
「な、なんでもねぇよ。さっき寝てた時に赤くなったんじゃねぇか……な」


「ふーん。今朝はもう赤くなってたけど?」


「そ、それは、桜の見間違いじゃ……」


「くくっ!!もう、無理っ!我慢できないっ!」


「な、何だよ急に笑い出して?」


「流瑠の嘘つき。理由知ってるもんね!」


「!?」


「顔にボールだって!私のこと言えないよね!流瑠ってば、どんくさい!」


「うるせぇよ!」






流瑠は真っ赤になってそっぽを向いた。





「あははは…ウソウソ。ちょっと診てあげるよおでこ見せて!」


「……」


「大丈夫?」





額にそーっと指を触れる…。





「…っ!?痛てっ!!」


「わっ!ごめん!!」





流瑠が痛がって額に手を当てながらうずくまる。

私はその声に驚いて、慌てて手を離した。





「うっ!?痛ってぇ」


「ご、ごめんね。優しく触ったつもりだったんだけど……そんなに痛かったんだ?ごめんね。ごめんね」



< 293 / 606 >

この作品をシェア

pagetop