幼なじみじゃイヤなんだ。
「…うっ……」


「うそ!流瑠!?」


「うそ!びっくりした?」





そう言って、無邪気に笑う流瑠を見た私の心臓がうるさい。




静まれ

静まれ




聞こえてしまうんじゃないかと思う程の鼓動を響かせながらも、流瑠から目が離せない。


いつの間にか、真顔になった流瑠と目線を逸らせないまま沈黙が流れた。






“昨日眠れなかったのはどうして?”

“雪見さんの事どうなった?”

“好きな人いるの?”

“その人は誰なの?”






流瑠に聞きたい事が頭の中をぐるぐる巡(めぐ)る。







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