妄毒シチュー
いつまでたってもトイレから一向に出てくる気配の無いコータに、さすがにちょっと心配になり
なにか薬なかったかな、と部屋の中を漁っていると、独特のニオイの胃腸薬を見つけた。
「コータ!セーロガンあったよ、正露丸!欲しい?」
部屋からトイレに向かって大声で叫ぶと
「欲しい!」
必死な返事が返ってきた。
「欲しい、じゃないでしょ。お願いしますでしょ?」
あまりの彼の必死さに、からかってやりたくなって意地悪を言ってみる。
「お前なぁ……」