妄毒シチュー


『──ねぇ、ミナちゃん。
恋ってさぁ、毒入りのスープみたいなもんだと思わない?


大切な彼女がいようが、

───例え相手が兄貴の彼女だろうが──

こっちの都合なんかお構い無しに突然差し出される、毒入りのスープ』



頭の中で


そう言って笑うニセ天使の声が聞こえた気がした。

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