妄毒シチュー

茶色の綺麗な瞳がまっすぐにあたしをみつめる。

目の前で揺れる柔らかそうな栗色の髪。
白い首筋、小さな顎
目の前にある、唇。

それに触れたいと思ってしまうのは
本当に、ワインに仕込まれた毒薬のせいなのか。
それとも……


酔いが回っておかしくなった頭でいくら考えたって
正しい答えなんて、わかるはずがない。



ただ、


目の前のこの人に、抱きしめられてキスされたいと思うのは
いけないことなのでしょうか。

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