妄毒シチュー
「本当、本当!
コータにフラれた腹いせに毒をもってやろうと思ってシチュー作ったの。
まさか自分から食べるとは思わなかった」
トイレの前の廊下で、お腹を抱えて笑うあたしに、コータは苦しそうに呻き声をあげる。
「うぅ……。
なんか、ますますお腹痛くなってきた……」
ジャ――――……
また流れるトイレの水。
ああ、もう笑いが止まらなくて涙出てきた。
腹筋がイタイ。
「笑い事じゃねーよ!
ミナ、毒ってなんだよ!?」