飼い犬に手を噛まれまして
「あれ、珍しい。みはるが素直で可愛い……」
星梛は、私を玄関の壁に押し付けると首筋に指を這わせて、ゆっくりと焦らしてから、キスをしてきた。
狡い……狡い、狡い。
物足りないくらいの優しいキス、自分から求めてこい、って挑発的な目をしてくる。
こんな時だけ、星梛は世界で一番狡くて魅力的な男になる。
「星梛……お願い……」
ダメ……今から両親が来るのに……
星梛は、そのまま床に私を押し倒すと欲しかった荒々しいキスをしてくれる。
星梛の荷物に挟まれて、何回も何回もキスをする。
唇があつい……じんじんと腫れちゃったかも、でも止められない。
「会いたかった……星梛、好きよ…………大好きすぎて頭がおかしいの……助けて」