飼い犬に手を噛まれまして

 いたっ、痛いよ、ひっぱらないで、と喚くワンコとみはるさんに手を振って、先輩と二人でエレベーターに乗り込む。

 先輩はさっと奥に入り、私は扉を閉めるボタンを押した。



「俺は痛いの嫌いだから」

「な? なにを言ってるの? 私も痛いの嫌いだよ」


「でも、紅巴は攻められるの好きだよな? 今夜はSM倶楽部で見たり聞いたりしてきたこと全部話してもらおうか」


 先輩はネクタイを左右に少し緩めると、唇を引き上げて白い歯をみせた。



「なにも見てない!」

「嘘だね……さっき言ってただろ、縛られて鞭と蝋燭でってさ。紅巴が興味あるなら、今からどこかで調達してきてやってもいいよ」


「興味ないっ!」

「どうだか…………」




 絶対絶命の大ピンチ!?


 今度は私の番!?



 先輩がMってことはないだろうから、その愛の鞭や蝋燭を受けるのは私??



「駐車場に戻ろうか、とりあえずそのグッズ買うとこからプレイだな。紅巴には、一人で店入ってもらうか?」


 い、いやぁー!!!




誘拐【おまけSS4】
THE END


< 488 / 488 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:94

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

およしなさいよ、うさぎさん。

総文字数/46,388

恋愛(純愛)16ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私も うさぎさんを食べてしまう男になりましょう
溺愛トレード

総文字数/50,028

恋愛(ラブコメ)106ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ある日 彼氏をトレードすることが決まった。 平凡庶民派女 × パチンコ大好きリーマン 天然無敵のお嬢様 × 大企業の御曹司 溺愛トレード
BLack†NOBLE

総文字数/221,320

恋愛(純愛)509ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
黒く高貴な 美しさと恐ろしさ 闇が支配する悲しき定め 誓おう この身が朽ちるまで 俺様執事 × 鬼畜マフィア × 最狂お嬢様 芸術の都を駆け巡る アクションサスペンスラブ BLack†NOBLEは SWeeT†YeNの続編 執事 柏原目線のお話ですが この作品からでも読めます。 この作品は、 全てフィクションです。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop