女神は不機嫌に笑う~小川まり奮闘記①~


 彼の体から、キラキラが見えた。

 それは夜空高く舞いあがって、星に近づく。

 思わず振り仰いだ空で、私はそれを確かに見た。


 彼を見詰めた。


 そして笑う。


 ようやく自分を縛っていた色んなものから自由になった私は、これからのことも選べるのだ。そう思って嬉しかった。

 そしてその選択肢の中には、この人の隣に立つってこともちゃんと存在している。

 私は頷いて、彼に手を伸ばした。


 これからは、この人を守っていく――――――――――









『女神は不機嫌に笑う』 完  2012,02,26 明紫



あとがきに続く。
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