待ち受けカノジョ。
「…あれは?」

父ちゃんが、店の入り口に置いてある花を指差した。

「ああ、百日草だよ。オープンしたら、外に出すんだ」

栄養剤が効いたのか、花屋で買ってきた時よりだいぶ元気に葉をひろげている。

「へえ!花もかわいいじゃない!店の雰囲気にピッタリよ!」

いつかきっと、父ちゃんと友美さんにもこの花の意味がわかるだろう。

お母さんと義明おじさんに会えば。


「ところで父ちゃん、お店の名前決まってるの?」

「ああ」

店内を見渡した父ちゃんが、目を細めて言った。


「“ever with”」


ずっと、一緒に

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