僕の女神、君の枷~幸せって何だろう?
「好美は世間知らずだから、ママ、心配なのよ、それだけ」
「ママに言われたくなぁい」
彼女は嬉しそうに笑った。
「お腹すきませんか? そろそろ夕食にしましょう」
「そうね、あたしはもうお腹ペコペコ。なんて言っても、肉体労働者だから」
「やだぁ、ママったら」
彼女はちょっと嫌そうな顔をした。
「あ、僕、よそってきます」
僕は、彼女の視線が僕に向けられそうな気がして、慌てて立ち上がる。
「好美、テーブルの上、片付けて」
弘美さんは彼女にそう言うと、僕を追ってキッチンへとやってきた。
「ありがとね。帰って夕食が出来てるなんて、夢みたい。催促するわけじゃないけど、なんかいいね。嬉しい」
弘美さんのその言葉に、僕は正直ホッとした。