金平糖のような甘い甘い恋
 「キスされると思ったろ?」


 と言いながら自分の椅子に戻った裕輔先輩。


 「な、な、な、んなわけないじゃないですか!!」


 あたしは気を落ち着かせるためコーラを飲んだ。


 「んじゃ、ほんとにキスする?」


 「ゴクッッ!ゲホッ...」


 あたしはビックリして勢い良くコーラを飲んでしまった。


 「図星?」


 そんなあたしにニヤニヤしながら言った。


 「んな...ゲホッ...んなわけないじゃないですか!」


 もう...裕輔先輩の馬鹿!


 「まぁ、いいや。キスしたかった
ことにしとくから。ほら。食べるぞ」


 「だからぁ!!そーゆうんじゃなくてぇ!!」


 あたし達は、食べながらそんな話をしていた。


 もう....あたしの心臓がもたないよ。
 というか、そんなことされたら勘違いしちゃうよ。
 
 







 あたしに期待させないでよ。




 

 この馬鹿裕輔先輩。

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