Vrai Amour ~斗真の場合~

「どの面さげて会いに来た・・・?」


そのままみちるの首を両手で締め付けるように押さえつけた。


「ご、ごめ・・・」


ぐっと手に力を入れると、みちるの顔がみるみる赤くなっていく。


「・・・っ・・・」


このまま殺してしまえばいい。

そうすればこいつも俺も終わりだ。


何かに囚われたように、みちるの首を締め上げる。

すると何分もしないうちに、俺の腕をどかそうとするみちるの腕から力が抜け

ぱたりと床に落ちた。





その音ではっとして、慌てて手を離す。



いきなり空気を吸い込んだみちるは首を押さえながらげほげほと咳き込んでいた。

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