漆黒の黒般若
あれから俺は黒般若を背負って屯所に向かった



楠葉の短いスカートから露になった足にどうしても意識が集中してしまう



顔を紅くしため息をつくこんな姿を総司になんて見られた日には一生バカにされ続けるだろう



そんな事をふと思った斎藤はつい周りを確認してしまう



それにしてもこの娘は軽い

軽すぎる…

一体毎日しっかり食べているのかと心配になってしまう


普段は何処に身をおいているのだろうか?


そして考え始めた俺ははっとしたなぜ、俺がこの娘の心配などしなくてはならないのだ。まったく…
この娘には調子が狂う



背中の上ですやすやと寝息をたてて眠る楠葉に彼女が黒般若ということも忘れてしまいそうだった



はぁ…



斎藤は何回目がわからないため息をはいた





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