俺は私、私は俺?!2
「うわぁーすごいね、ママ☆」


「そうだね」



瑞樹も優も大はしゃぎ。



連れてきて良かった。



その日の夜。



「ねぇ、海斗。私ね、このNYでモデル活動したいって思ってるんだ」



ホテルで瑞樹を寝かしつけた優が言い出した。



「日本でじゃダメなのか?」



「本格的にしてみたいなって思って.....」



「そうか。瑞樹はどうするんだ?」



「瑞樹も、こっちに住まわせようかなって思ってる」



瑞樹も優も俺の元から離れていく。



そんなんじゃ、俺は生きていけない。


< 46 / 53 >

この作品をシェア

pagetop