スノー・センチメンタル
ムッとしながらも四つ角で車をUターンさせて、再び車を走らせた。


家の方に戻っているのが嫌だ。この不思議高校生を拾うためだけに、わざわざこんな僻地まで来たみたいになっちゃったし。



線路をくぐる降下道に差し掛かった時。

「おおっ!」

突然に、あっくんが歓喜の声を上げる。


「何? びっくりするじゃん」

思わず声を荒げた。あっくんはそんなのお構いなし、私の方など見向きもせずに目をキラキラさせて前方に釘付けだ。


< 13 / 48 >

この作品をシェア

pagetop