スノー・センチメンタル
その場に崩れ落ちて、地べたに突っ伏して、わんわん大声で泣きながら、ふと、雪道に寝転がっていたあっくんが、私に対して発した第一声を思い出した。





『俺の屍を越えてゆけ』




そういうことなの? いや、どういうこと? でもなんとなくわかる。今ならなんとなく……。


あっくんが居なくて哀しいけど、寂しいけど、あっくんは悔いはないんだね。今、幸せなんだね。


だから、私たちはこの哀しみを、寂しさを乗り越えなきゃなんないんだね。



違うかな? どうかな? わかんないや。


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