彼女志願!
それから数日後。
戻ってきた再稿を読みなおしながら、気になるところに改めて赤を入れていく作業に入っていた私。
ハーブティーを飲みつつ、原稿とにらめっこしていると、
ピンポーン、と直接インターフォンが鳴った。
「はーい!」
おそらく同じマンションに住んでいるアキだ。
案の定、ドアを開けると同時にアキが飛び込んでくる。
「どうしたの?」
見ればばっちり化粧をしたアキ。
彼女は外出するときはお化粧をするから、外から帰ってきたばかりなのかもしれない。
「――モエ、大変っ……!」