彼女志願!

セフレ……


セフレ……?



『もしかして大事にされてるって、勘違いしてた?』


そんな勘違いなんてしてない。


彼が私にいっさい手を出さないのは、彼が私を好きでもなんでもないからで……

でも、セフレ?



彼女と言いながら一切私に手を出さない穂積さん。


だとしたら間違いなく、セフレだと名乗る彼女のほうが、私よりずっと穂積さんに近い。



「うっ……」



嗚咽が漏れる。思わず口元を手のひらで覆う。


もう、溢れてくる涙を止められなかった。



なんで、穂積さん。


なんで……


どうして……



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