彼女志願!
一瞬、ぽかんとしたけれど。
私を無表情に見下ろす穂積さんを見て、カッと頭に血が上った。
なんて意地悪なのっ!
「だったらなんなんですか……?」
「言ったでしょう。僕は自分のものに触られるのがイヤだって」
私はごはんに誘われただけだ。
セフレがいるこのひとにどうたらこうたら言われる筋合いはないっ!
ムカついた私は、ぴょんぴょんと跳ねながら彼の手から荷物を奪おうとしたけれど、背の高い穂積さんの手に届くはずもなく。
「もう関係ないです!」
叫んで、彼のスーツの胸のあたりを、ぐーで殴っていた。