彼女志願!

恐ろしく頭のいい、そして勘の鋭い穂積さんなら、私がなんに切れてるか、とっくにわかってるはず。


だから彼は、このままフェードアウトするべきなのに。

わざわざ家にまでやってきて、いったいどんなつもりなんだろう。



その落ち着きっぷりにまた死ぬほど腹が立った。


私は、よっぽど舐められてるんだろうか。


そうよね。

22年間、まともに恋愛もしたことない、売れない作家なんて、穂積さんからしたら、どうでもいい存在なんだろう。



いいわよ。


あなたがその気なら、私だって、ぶつけさせてもらうわよ!




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