彼女志願!
慌てて彼の手を上から押さえる。
「体を洗ってあげようと思いまして」
あっけらかんとした穂積さん。
「いらないですっ!」
なんで洗ってもらう必要が????
「でも、自分で洗えないでしょう。体力落ちてるんですから」
「そ、そうかもしれないけど、さすがに男の人に体を洗ってもらうのは、抵抗があります!」
叫ぶとちょっと頭がくらくらした。
思わず呼吸を整えると、
「ほら」
いわんこっちゃない、と穂積さんが私を見下ろす。
ほらじゃなーい!