彼女志願!
「――そろそろ出社する時間です」
ベッドのふちに腰を下ろし、腕時計に目を落とす穂積さん。
その仕草に胸がしめつけられる。
もう行っちゃうんだ……。
「穂積さん……」
急に寂しくなって、思わず声を掛けていた。
「なんです?」
時計から私に視線を移した彼。
「あの……また、キスしてほしいって言ったら、引きますか?」
穂積さんの変わりように驚きつつも、しっかりとおねだりするあたり、私もちゃっかりしてるかも。
だけど、もっとキスがしたい。