彼女志願!
ノートパソコンを閉じ立ち上がった私は、キッチンに向かった。
「パンとごはん、どっちがいいですか?」
「――ごはんがいい」
穂積さんは私のあとからついてきて、ごく当然のように、キッチンに立つ私を後ろから抱きしめる。
大きな手のひらが私の腕をなで、おなかの上へと移動し
そして私の肩の上にあごを乗せる穂積さん。
密着しすぎです。
動きづらいです。
「あのぅ……」
「このくらいいいでしょう? 本当なら、後ろから――」
声を落とし、ものすごく卑猥なことを、私の耳元で具体的に述べ始める。