彼女志願!

ああして、こうして……


そう説明されると、まるで自分が彼に、本当にそうされているような錯覚まで覚えて。

耳まで真っ赤になった。



「や、や、やめてくださいっ……!」

「想像した?」

「し、してませんっ……!」

「想像力が豊かで、結構なことです」



私の嘘なんかお見通しの穂積さんは、ククク、とのどを鳴らして笑う。


そんな彼の手を慌てて振り払い、私は顔を真っ赤にしたまま、食事の用意をした。



もうっ、穂積さんのバカッ!




< 217 / 648 >

この作品をシェア

pagetop