彼女志願!

ずーっと彼氏なんかいなかったし。

そもそもこの時期は年末進行でひーこらしてるし。


クリスマスなんて関係ないって思ってたけど……



「そっか……そうだったんですね。ぜんぜん、気づきませんでした……」

「恋人と生まれて初めて過ごすイブなんです。病院というのは想像していませんでしたが」



なんだか楽しそうに穂積さんは笑って。

わけのわからない状態の私の頬に、手のひらを乗せた。



「――」



頭の中には、まだごちゃごちゃ。


例えば白鳥先生のことだったり

没にされた作品のことだったり

両親とやらかした大ゲンカだったりで


わけのわからないことになっているんだけど……




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