彼女志願!

「萌……」



穂積さんはささやくように、ため息まじりに私の名前を呼び。


それから片手を繋ぎ、頬に手をのせたまま、パイプ椅子から立ち上がる。



「どうしてそんな、俺を興奮させるようなことを言うんです」

「――えっ!?」

「抱きたくなる。無茶苦茶に」



熱っぽい眼差しにぎゅっと胸が締め付けられる。



「わ、私、今、そんなえっちな話してませんよね?」

「そうじゃなくて。可愛いから困る」

「えっ、う、んんっ……」



あっと思った瞬間、穂積さんの唇が私の唇をふさいでいた。




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