彼女志願!

彼の手が、病院の寝巻きの中に滑り込んでくる。


どうやら下着は外されいるらしく、直接、胸を覆うように手のひらが触れて、心臓が飛び出しそうなくらい驚いた。



穂積さんのスイッチ、わからない……!!!!



「だ、だめっ……穂積さん、だめ……っ! さすがに病院では、ダメッ!!!」



ベッドの上で足をジタバタさせると、


「――そうですね……せっかく熱が下がったのに……ダメですね……ええ、ダメです……こういうことを病院でするなんて、イケないことですね」


穂積さんはそんなことをささやきながら、私のこめかみや、頬に、ちゅっ、ちゅっ、と小鳥のようにキスを落とす。



「だったら萌……早く元気になってくださいね。俺のために」




その声色に、全身にゾクゾクとしびれが走る。



うう……


元気になりたいけど、そのあとが怖い……!





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