彼女志願!
「穂積さんって、時々意地悪ですよね……」
気を抜くと、こうやって翻弄されてしまうんだもの。
彼の腕の中から離れ
『ううう』とうなりつつベッドに丸くなると
穂積さんはクスッと笑って、私の乱れた髪を指ですき、整える。
「まぶしくて……たまらなくなるんです」
「え……?」
「萌。きれいでまっすぐなあなたが、まぶしい。俺でいいのかって……だから時々こうやって苛めて、自分の思い通りにしたくなる」
穂積さん……
ベッドの中から見つめる穂積さんは、眼鏡を指で押し上げたあと、そして上半身をかがめ、私の額にキスを落とした。