彼女志願!

そして翌朝。


窓の外からちゅん、ちゅん、と聞こえてくる雀の声に目を覚ます。


のどの渇きを覚えて、サイドボードの上のミネラルウォーターを一気に半分ほど飲み干した。


昨日切った手のひらには包帯が巻かれていて、動かさなくてもズキズキと痛む。



おそるおそる、壁際の簡易ベッドに目を向けると、穂積さんが眠っていた。



夢じゃなかった……。


今日はクリスマスイブ。

そのために穂積さんは、私に会いに来てくれたんだ。


ベッドから抜け出して、身支度を整えた後、穂積さんが眠るベッドの前にしゃがみこんだ。




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