彼女志願!
眼鏡を外して眠る穂積さん。
濃くて長いまつ毛が、とてもきれい。
こうやって好きな人の無防備な寝顔を見れるなんて、一年前のイブには考えもしなかった。
そっと、彼を起こさないように、まつ毛にひっかかった前髪を指で払う。
私の地元で穂積さんに会うのは、これで二回目。
初めては私が賞を受賞して、その作品を雑誌に載せるという話になったとき。
私が穂積さんに恋をした、あの日だ。
「――ん……」
私の熱っぽい視線が伝わったのか、穂積さんがかすかに眉を寄せ、ベッドの中で身じろぎする。