彼女志願!
要するにこれが、甘えってやつなんだろう。
「凛先生」
隣に座った穂積さんの穏やかな声に背中を押されて
私はようやく顔をあげ、口を開いた。
「――ごめんなさい」
ごめんなさいと一言言ってしまえば、あとは胸にため込んでいた分、するすると口をついて出る。
「子供みたいに癇癪おこして、お母さんの大事なティーセット、ダメにしてごめんなさい」
それからテーブルにおでこをくっつける勢いで頭を下げた。
「それと、こんな風に心配かけてごめんなさい」