彼女志願!
――――……
「実は、正月からつい最近まで、4回実家に帰っています」
穂積さんがそう告白したのは、次の日の朝、二人で朝食を食べ終わったあとのお茶の時間だった。
「言うつもりはなかったんですが……」
ソファーに腰を下ろし、穂積さんは私の手を握り隣に座らせる。
今年のお正月。
穂積さんは例年通り正月の二日間だけ実家に帰省した。
彼が東京に戻ってきてから、どういう風に私のことを話したのかと尋ねると
「結婚を前提にお付き合いしている女性がいる」
いよいよ玄関で靴を履くギリギリで、そうご家族に宣言して帰ってきたと聞いたんだ。
「私のこと反対されてるんですか……? だから、黙ってたの……?」
「実は、正月からつい最近まで、4回実家に帰っています」
穂積さんがそう告白したのは、次の日の朝、二人で朝食を食べ終わったあとのお茶の時間だった。
「言うつもりはなかったんですが……」
ソファーに腰を下ろし、穂積さんは私の手を握り隣に座らせる。
今年のお正月。
穂積さんは例年通り正月の二日間だけ実家に帰省した。
彼が東京に戻ってきてから、どういう風に私のことを話したのかと尋ねると
「結婚を前提にお付き合いしている女性がいる」
いよいよ玄関で靴を履くギリギリで、そうご家族に宣言して帰ってきたと聞いたんだ。
「私のこと反対されてるんですか……? だから、黙ってたの……?」