彼女志願!

誰だろう、この人。

とりあえず穂積さんの親戚、だろうけど……。



ぼーっとそのおじさんを眺めていたら、そのおじさんの目が私へと移動した。



「なんだ、その女はっ!」



その女って。


初対面の人にその女呼ばわりされる筋合いはない、けど。

でも勝手におうちにお邪魔してる不審な女には違いない。


慌てて頭を下げる。



「ご挨拶が遅れて申し訳ありません、あの――」

「僕の婚約者ですよ、おじさん」



< 546 / 648 >

この作品をシェア

pagetop