彼女志願!
誰だろう、この人。
とりあえず穂積さんの親戚、だろうけど……。
ぼーっとそのおじさんを眺めていたら、そのおじさんの目が私へと移動した。
「なんだ、その女はっ!」
その女って。
初対面の人にその女呼ばわりされる筋合いはない、けど。
でも勝手におうちにお邪魔してる不審な女には違いない。
慌てて頭を下げる。
「ご挨拶が遅れて申し訳ありません、あの――」
「僕の婚約者ですよ、おじさん」
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