彼女志願!

うっわぁ……!!!!



それまでバカみたいに穂積さんに見惚れていた私。


急に現実に意識が戻る。



「あのっ……」

「大丈夫です、萌」



緊張に体をこわばらせる私を励ますように、穂積さんは私の肩に乗せた指に力を込める。



「――皆さん、お待たせしました」



凛、と響く声で、穂積さんが声を挙げると

ザワザワとしていた広間が、徐々に静けさを取り戻し始める。



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