彼女志願!

いくら観葉植物に隠れているとはいえ、私たち三人が何かしらもめているのは周囲に伝わっていたようだ。


だんだん注目が集まり始めているのがわかる。


けれど穂積さんはそんな視線を受けても眉ひとつ動かさず、私から手を離すと、ユズさんの耳元でささやいた。



「俺はお前が女だからって容赦しない。島で騙されたふりをしてやったのは、最後の温情だ」

「――!!!」



ユズさんがビクッと体を震わせる。



「次、こんなことを考えてみろ。俺はお前を――」



さらにひそめた声は、私には届かなかった。



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