彼女志願!
「それって……」
私が彼女の家に泊まった時の夜
誰かがやってきた。
あれは――
私をユズさんだと思っていた、誰か――
村の男だったというの!?
ぎゃーーっと叫びたいほどの恐怖が全身を包む。
「ユズが祖父の子だと、この村のどのくらいが知っていたかわかりません。尋ねれば皆『知らなかった』というでしょう。けれど祖母の憎しみからそのくらい簡単に想像できたはずです。
あの島はおかしい……狂ってる。けれどそんな俺だってれっきとしたあの島の一員で、祖母の孫だ。身内を責められる立場にはない」