彼女志願!
だけど大好きな彼に「自分のモノ」だと言われるのは、たまらない快感。
(穂積さんの意図とは違うかもしれないけど……)
ああ、こうやって私は、また、坂道を転がるようにこの人にはまっていくんだなぁ……
罪なオトコです。穂積さん。
「穂積さん、ごめんなさい。気をつけます」
「――ええ。そうしてください」
松田さんに会うことなんか、当分ないし
彼だって酔っぱらってたし、私のことなんか忘れてるだろうけど――
ごめんなさいと口にして、また私の胸はたまらなくときめいた。
本当に好きなオトコのものになれたら、どれだけ幸せ?
彼だけを見つめているこの時間に
男女平等なんてつまらないことを叫ぶつもりはない。
私の口は素直に謝罪し
目は穂積さんだけを見つめているんだから。
好きなオトコだけはやっぱり「特別」だよね。
そして穂積さんは、私から手を離し立ち上がる。
「コーヒーごちそうさまでした。では行きましょうか」
「はいっ!」
いよいよ穂積さんとデートだぁ!