アタシの人生に華が咲く



『あと、お前ちゃんと飯食ってるか?』



『食べてるよ、朝ごはんはちゃんと食べろって、じいちゃんの教えだから』



『いやいや、他はどうなってんだよ。それは一日三食ちゃんと食べろってことだろうが』



『他はまぁ、ボチボチ……ってうるさいなー。リョータってほんと心配性だよね、オヤジみたい』



 リョータは昔からいつもそうだ。学校でいじめられてないかとか、具合が悪くて学校休んだときも、果物の缶詰を買ってきて、ずっと私のそばを離れなかった。



最近は、薄着はやめろ風邪ひくぞとか、挙げ句はウチの店の経営まで口を出すときもあった。



『私もう29歳だよ。自分の管理くらいできるって』


『できてねーから今こうして寝込んでんだろう、バカかお前』



 そこまで言われちゃ反論もできない。



でもずっと気になってたことがある。リョータに言わなくちゃいけない。






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