アタシの人生に華が咲く



『あのさ、リョータっ―――』



『そーだ!』



 私が言いかけたのをさえぎり、リョータがなにかを思い出したように口をひらいた。



『この間、篤から連絡あってさ、ホラ中3ときの学級委員だったやつ』



『あぁ、市ヶ谷ね』



『今年の年末、地元に帰ってこれるやつだけで、同窓会も兼ねた忘年会やろうってさ』



 同窓会~?私は正直大人数でのドンチャン騒ぎが苦手だ。



うるさいだけで、私とはペースが合わないからだ。



少人数でしんみりお酒をのむのが好き。


だから当然気は進まないよね。






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