アタシの人生に華が咲く
それから、あっという間に師走をむかえた。
嫌がっておきながらも、断り続けることが面倒くさかった私は、結局、地元の同窓会兼忘年会に参加することとなった。
ほぼ一学年分の大人数がそろったようで、役場が管理する公民館を貸しきって会は行われた。
もう時間がないというのに私はというと、自宅で一人唸っていた。
実は同窓会だのナンタラ式だの初めてで、何を着ていけばいいのかわからず、悩んでいたのだ。
そうこうしていたら、あっという間に約束の時間はやってきたが、
性格上のんびりな私は、このままフェードアウトしたところで気づかれないだろうと、服をちからしたまま、ボフッと音をたててベッドに勢いよく寝そべった。