スイートルームの許婚
「…要らないって…?」


仲居さんが運んだ夕食のルームサービス。
由可奈は箸もつけずに要らないと突き返した。



「たくっ…俺が様子を見に行く」
俺は部屋の予備のキーを持って、由可奈の部屋を訪ねた。



扉を叩くが反応なし。俺は仕方なく、合鍵で中に。



部屋は蛻の殻!?



由可奈は姿を消した。



俺はホテルを出て夜の街に飛び出す。



女の子一人で…夜の海岸は超キケン!!


海岸の面した通りにはナンパ目的で停まった車が沢山いる。



車に無理矢理乗せられて、連れ去られたら…俺だって救うコトはできない。






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