私と彼の一週間

戻らない日々

「・・・・・もう・・・夜・・・」



考えることをやめて、そのまま寝てしまった。
部屋は、真っ暗。




「・・・・こんなに・・・・寂しかったっけ・・・・?」





ずっと1人だった私の家。
颯人が住み着いて・・・・・。
来客は奈川で・・・・・。




「・・・・颯人・・・・」





・・・・・いくら名前を呼んでも返事はない。
返ってくるはずもない。
だって、もういないから。
あの陽気な声を聴くこともなくなる。
いつからかな。
私、こんなに弱い人間だったかな?
おつから、私は颯人がいなきゃいけなくなったんだろう・・・・・・。





「・・・・もう忘れよ」




再び目を閉じる。


数時間後、突然家のインターフォンが鳴った。
こんな夜中に・・・誰だろう・・・・。
玄関の方へ向かい、扉を開ける。




「はーい・・・・・・」




「ただいま」




目の前には、この一週間一度も目にしたことがない服を着ている颯人が。




「・・・・・颯・・・人・・・?」


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