ホストーカー 【完】
「だから、ありのままの麗さんさえ居ればどんな場所でも、自然と美麗さんは笑っていられる。」
「ありのままの…俺…か。」
「着飾らなくて良いんです。」
「…そうか、ありがとう。レオ」
やっと、思いついたよ。
俺と美麗ちゃんのラブラブデートプラン。
「麗さん、俺ともデートしてください!」
役立たずの、コウは、レオに回収してもらった。
そして、俺はメールを打つ、愛しい君に。
『明日、○○駅改札前に13時。』
俺はこの町の有名人。
美麗ちゃんも、俺並みにここでは有名人で。
そんな俺達は、きっと"普通"に憧れているんだ。