spiral

進もうとした瞬間
風が頭を押さえているのに気づいた



「風、どうしたんだ?」


「っ…悪い、何でもない。」


風は俺達に笑ってそう言った


でも、やっぱりどこか苦しそうで…




「さっきの戦闘でどっか痛めたのか!?」


「そんな事ねぇよ。大丈夫だって。」


ポン、と俺の頭を叩いて
風は前へと歩き出した


亜未も首を傾げていたけど
俺達は風の後を追いかける




…地底の穴まで大分近づいてる筈だ
障気を止めれば、レミエルの計画は終わるし
魔物達も、元に戻る



…あれ?



俺はある違和感に足を止めた



「大地?」亜未はこっちを振り返る




…魔物が俺達を襲っているのは、障気に含まれている薬品のせいで
それは、地底の穴に近づくにつれて濃くなる筈だ



なら、今俺達がいる所は…?




「っ風!!」





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