spiral

亜未の叫び声に
俺は我に帰った


目の前には、頭を押さえて倒れている風の姿



っ…やっぱり!



「風!」



俺はすぐ駆け寄って、風を起こす



「風、どうしたの…大丈夫?」 


「風は魔界の障気にやられてるんだ。このまま近付けば、また…。」



風は我を失って、俺達を襲う



瞬間あの時の殺気を思い出して、体が震えた




「そんな…どうしたらいいの?」


亜未は不安そうに俺を見た





俺の能力を使えば、また風を救えるか?
いや、風に何の影響も及ぼさないとは限らない


風の意識はまだ、あるし…効果もどれだけ出るかわからない



くそ…考えろ


早くしないと…風が…!!





「…光。」





< 111 / 184 >

この作品をシェア

pagetop