spiral
「!」俺達は一斉に振り返る
「風…!」
頭を押さえながら
ゆっくり起き上がる風の姿があった
「風、大丈夫なのか?」
「もう平気だ…悪いな。」
その言葉で俺は安堵の息を吐く
良かった…
また、あんな事になったらどうしようかと思った
「コイツは無力なんかじゃない。コイツは…俺を救ってくれたんだから。」
「…風。」風は立ち上がって
じいさんと対峙した
「コイツがいなけりゃ、俺は取り返しのつかない事をしてた。
コイツの…誰にもない、光の力があったから、俺は今こうして立ってるんです。」
風…
俺の力をそんな風に捉えてたのか?
なのに俺は
俺は、この力を…
「光の、力…?」
じいさんは驚いたように目を見開いて
風から視線を俺に移した
「もしやお主…大地か…?」