spiral
「…えっ?」
一瞬、反応が遅れた
天界が落とした、裁きの雷
それによって…俺の親は死んでる?
「大地のご両親は…天界に、殺されたっていうの?」
亜未の声は震えていた
じいさんは残念そうに頷く
「骨も、灰すらも残せぬまま…二人は天使に殺された。
わしには分かるのじゃ。二人の、波動が消えた…あの感覚は。」
俺の記憶に微かに残る
冷たい雨の音と
離れていった、暖かい温もり
もう二度と触れることのない…母さんの温もり
「それからすぐ、わしは天界に抗議を申し出た。それが原因で、わしも反逆罪をくらい…魔界への永久追放になったのじゃ。」
「…それが、あなたがここに住んでる理由か。」
風の言葉にじいさんは頷く
「夏蓮達が死んだのはわしのせいじゃ。恨んでもらっても構わん。
ただ…これを。」